HID取り付け
 現在巷ではHIDが大流行しているようなので、遅ればせながら私の3型ノアにも装着してみました。装着を検討している方は、参考にしていただければ幸いです。
なお、装着は自己責任でお願いします。

 まず、ずばり結論から言いますが、作業は非常に簡単です。車両及びHIDのセットともに一切加工の必要はありません。いわゆる「ポン付け」というやつです。必要な工具はバッテリー端子にHIDの線を共締めするときに使うスパナただひとつだけです。もちろんバンパーやヘッドランプユニットの脱着の必要もありません。
 なお、ノアだけに限らず、他の車種でもヘッドランプユニットの後方部分に、既存のハロゲンバルブが簡単に交換できるくらいの空間があれば、ヘッドランプユニットの脱着なしで作業ができると思います。(保証はできませんが)

1 機種選定
 私が選んだのはサンヨーテクニカ(サンテカ)のTD-6000CB-H4Hi/Loという6,000ケルビンのセットです。この機種を選定した理由はずばり値段です。近所のカー用品店やディスカウントショップなどで売られているこの機種の相場は、39,800円程度で、他のメーカーのものに比べると半額位でずば抜けて安いです。なお、同じくサンテカからは、TD−2100シリーズというのも発売されていて、こちらは29,800円程度で販売されていると思いますが、ワット数が小さいタイプですので購入を検討している人は注意した方がいいと思います。
 さて、この機種のスペック等はこちらのメーカーサイトをご覧いただくとして、この機種の場合はもう一つ忘れてはならない重要な特徴があるらしいです。それは壊れやすいということです。いろいろな掲示板等で話題になっていますが、2003年8月頃から販売されている現行のシリーズでは、不具合も改善されているらしいので、値段の安さの誘惑に負けて購入してしまいました。


2 色温度の選定
 HIDの購入を検討するときに、ほとんどの人はどのくらいの色温度のものを選ぶか迷うと思います。
カー用品店で、4,300、5,200、6,000ケルビンなどといろいろな色温度の見本を並べて比較すると、やはり6,000ケルビン位が一番真っ白に見えると思います。4,300ケルビンでも、点けた瞬間は青白く光ってHIDっぽいのですが、しばらくするとハロゲンランプ並の色になってしまい、比べるとどうしても見劣りしてしまいます。しかし、4,300ケルビンくらいが一番実用性は高いらしく、明るいらしいです。
 ですので、実用性重視の人は4,300ケルビン、白いのが欲しい人は、やはり5,000ケルビン以上のものを選んだ方がいいかもしれません。
 ちなみに昼白色の蛍光灯の色温度はだいたい5,000ケルビンくらい、昼光色の蛍光灯は6,000〜7,000ケルビンくらいらしいですから、蛍光灯の色を見れば色温度をイメージしやすいのではないでしょうか。
 なお、最近の車には標準でHIDが装着されているものが増えてきていると思いますが、一部の人たちは標準で付いているHIDの色温度に満足できず、より色温度の高いものにバーナーだけ交換しているらしいです。それを考えると、後付の場合には、最初からある程度色温度の高いものを選んでおいたほうがいいと思います。  それと、品物によっては青と黄色が混ざって、緑色っぽい色で光るものもありますので、購入前に現物をよく見て確かめたほうがいいと思います。(サンテカの見本が置いてある店は私が探した範囲にはありませんでしたので、私は確認せずに購入してしまいましたが・・・。)  まあ、いずれにしても、自分の好みで選んでください。


3 セットの内容
私が購入したTD-6000+CBH4Hi/Loです。

中身はこんな感じです。


取り出してみるとこんな感じです。

4 既存バルブの取り外し
(1)ヘッドランプユニットの裏側につながっている3ピンコネクターをはずしてください。(引っ張るだけです)

(2)ゴムカバーをはずしてください。(引っ張るだけです)
(3)留め金をはずしてください(留め金の片側が引っかけてあるので、それをはずすだけです。)
すると、既存のハロゲンバルブが取り外せます。

5 試験点灯
まず、点灯試験をしてみます。
説明書どおりに配線を全て接続します。それぞれの端子同士は、はまるようにしかはまりませんので、全ての端子が余らないように接続し、最後に+と−の線をバッテリーに接続するだけです。非常に簡単ですので、迷ったり、間違えることはないと思います。(バッテリーに接続する時の+と−以外は間違えようがありません)
なお、一部の情報では、予め点灯をせずにヘッドランプユニットに装着すると、ランプユニット内が白濁するということがあるらしいので、私も一応試点灯してみました。ただし、取扱説明書には10秒以上点灯させないようにとの記述があったので、短時間しか点けていませんが、初めて点灯させたときに少し煙が出ます。

6 HIDバーナーの取り付け
(1)作業がやりやすいように、バーナーの配線だけいったん取り外します。(点灯試験の際に接続した端子を引っ張ってはずしてください)
(2)シェードの先端部分を取り外します。(引っ張るだけです)
(3)バーナー本体とシェード部分を分離させます。(少しねじっると簡単に分離します)
(4)シェード部分をヘッドランプユニットに取り付けます。(既存のハロゲンバルブと同じ切り欠けがありますので、はまるようにしかはまりません。)
(5)留め金を引っかけて固定します。(既設のハロゲンバルブの留め金をはずしたのと逆の動作です。)
(6)バーナー本体に、ゴムカバーを取り付け、ヘッドランプユニットに取り付けてあるシェード部分にはめ込みます。(ここがポイントです。ハロゲンバルブの場合、バルブをヘッドランプユニットに取り付けてからゴムカバーを取り付けますが、HIDのバーナーを取り付ける場合には、予めゴムカバーをバーナー本体に取り付けてから、すでにヘッドランプユニットに取り付け済みのシェード部分にはめ込んでヘッドランプユニットに固定します。)
(7)配線を接続します。(試点灯の時と同様に接続します)

7 バラスト、イグナイター等の取り付け
エンジンルーム内の空きスペースの雨水がかからないところにバラスト、イグナイター、コントローラーを取り付けます。
とりあえず収まり具合を見るために、テープで仮固定してみました。
この配置で大丈夫そうなので、付属の両面テープで、適当な場所に貼り付けます。
左側がエアクリーナーの上、右側がフューズボックスの上に貼り付けました。

Hi/Loコントローラーは、バーナーに貼り付けました。

他の車種の取り付け事例を見ると、エンジンルーム内が狭くてバラスト等の取り付け作業が大変な場合があるらしいですが、ノアの場合は、エンジンルーム内がスカスカですので、取り付け場所に悩むことはないと思います。

以上で完成です。
点灯直後はかなり青く光りますが、少し経つと安定して真っ白になります。まさに真っ白という感じで、ほとんど青っぽい感じはしません。写真では少し紫色っぽく映っていますが、実際は真っ白です。当然緑色っぽくもありません。ちょうどいいくらいの色だと思います。
明るさは、ハロゲンとは比較にならないくらい明るいです。
こんな感じです。

ハロゲンランプの時は、スモールランプと同じくらいの感じで光っていたのですが、HIDにしたらすごい差になりました。スモールランプが、電池がなくなる直前の懐中電灯のようになってしまいました。
また、写真ではフォグランプがイエローバルブのように見えますが、イエローではなく普通のハロゲンです。

なお、簡単に取り付けもでき、明るくなったのはいいのですが、少し不満があります。次の3点です。
1 ノアの場合、ハイビームにしてもハイビームインジケータが点かなくなります。(ノアを含め、一部の車種についてはこういう仕様らしいです。別売の対策部品を取り付ければ改善されます)
2 ハイビームの配光があまりよくありません。これは、サンテカだけでなく、某掲示板によるとPIAA・レイブリック・ギガルクスなど、ほかのHIDでもそうらしいです。遮光板のせいだと思いますので、あきらめるか、改良した遮光板を自作するしかなさそうです。
3 ハイ/ローの切り替えが、ほんの一瞬ですけど左右で時間差が生ずるときがあります。
なお、ベロフなどのハイ/ロー切り替えは、「バタン」という感じの音がして気持ちよく切り替わりますが、サンテカの場合は「ギュギュン」という感じで切り替わります。


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